新モンゴル学園だより
2017.01.01
明けましておめでとうございます。
本校の提携校であるウランバートルの新モンゴル小中高一貫学校関連のニュースを2題ご紹介します。
1、新モンゴルのナランバヤル校長先生ご来校
12月12日ご来校されました。日本式教育を大きな特色とする同校の人気は絶大で、ことに最新の小学校入試では実に12倍の競争率であり、モンゴル教育界の話題となっているそうです。相互の教員派遣や、両校数学科間の共同事業に関する論文発表(モンゴル国の数学雑誌「Olonlog」にて)など、昨秋の提携以来、順調な歩みを見せる両校間の交流を喜ぶとともに、今後の交流について種々の意見交換がなされました。
2、海城&新モンゴル「カタラン・ミャンガット数セミナー」(第2回)開催
昨年夏のダシュバット数学科科長ご来校の際に、本校生徒へ講義を頂いたモンゴル数学史に登場した、モンゴル数学の父であるミャンガットの業績を調査・報告し、これに関連した新発見をも目論もうという意欲的なセミナーの第2回目が、12月19日にSkypeを利用して行われました。前回は本校の中学数学同好会、高校数学部の生徒がミャンガットの導いたある無限級数を別の方法で導きましたが、今回は新モンゴル学園のミシェール君が、これまた違う方法でこの無限級数を導きました。ミシェール君は昨年三月に本校数学科賞である「松岡文太郎賞」の特別賞を受賞し、その後、国際数学五輪でメダリストとなるなどの目覚ましい活躍を見せています。新たな数学上の発見をせんと、両国の生徒が切磋琢磨する姿は頼もしい限りです。
本年もよろしくお願い致します。